ねこさんの旅日記

旅が好き。パンが好き。猫が好き。ビギナーでマイナーな旅と懸賞と株日記です。

安曇野・月日堂製パンのブロン

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このパンも、滋味。
月日堂製パン(がっぴどうせいぱん)
住所:長野県安曇野市穂高有明877-69
営業時間:10:00-16:00
店休日:火曜日・水曜日
駐車場:6台
最寄り駅:JR大糸線 穂高駅からレンタサイクルで40分

gappido.com


Instagram:@gappido_pain
Facebook:@gappidou
2020.9.19-21 プレオープン
2020.10.1 10:00グランドオープン

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<ブロン>
Blanc
価格:税抜1100円
分割前生地量目:1200g なまこ型
☆材料
小麦(長野県産小麦全粒粉)・ルヴァン種・塩(沖縄の塩・シママース)・安曇野の水
☆ブロンについて
フランス語でBlanc「白」を意味しています。
ライ麦を使った黒パンに対して、
小麦粉100%の「白パン」ということでこの名前に。
白といえども小麦全粒を
店の石臼で挽いて使っているので、
外皮のふすまなどが入った少し黒みがかった生地に。
メインの小麦粉は

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柄木田製粉の石臼挽き小麦「ゆめかおり」を60%、
長野県産小麦全粒を店の石臼で
自家製粉した全粒粉を40%をブレンド
自家製粉小麦は
①信州青木村・宮入さん(YOSHITOMO)の「ゆめかおり」

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YOSHITOMO(長野県小県郡青木村村松100)
Instagram @yoshitomo_farmtotable
または
②信州上田村・宮原さん(なつみ農園)の「ユメアサヒ」

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Instagram @natsuminouen
のどちらかを日によって使い分けているそうです。
使う小麦を確定しないことで
「今日のブロンは宮入さんのゆめかおり」
「今日のブロンは宮原さんのユメアサヒ」
と、小麦によって異なるちょっとした風味の違いを
楽しむパンを作りたい、という想いと
パンの向こう側にある生産者を感じて欲しい、
とのオーナーの想いがあるそうです。

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☆実食
まずカットした時に立ちのぼる、
香ばしい香りにうっとり。
全粒粉の生地カット面は、ふすま粒が見えて薄茶色。
じっくり焼かれたクラストはカリッとした食感、
実に心地の良い香ばしさ!
クラムはしっとり&どっしり。
少し酸味を感じますが、ジューシーでくちどけが良く、
すっと口の中から消えます。
1.5cmにカットし、何もつけずにパクパク。
ほどよい塩味で、もう一枚パクパク。
これは止まらない、美味しさ。
大野田オーナーの長野県産小麦へのこだわりは
栽培農家さんとの交流にあるといいます。
オーナーの修行先である
ブーランジェリー・ドリアンで知った
「自然小麦の会 KOMUGI365」
の活動に共感を覚え、
実際に自然栽培小麦の畑に行って
農家さんの話を聞いたり、
小麦の収穫体験をしたそうです。
「パンは、その日
うまくいかなくても次の日がある。
でも小麦や農作物は、1年に1回しか
収穫できないので失敗できない。
パンを作る材料の大切さや難しさを
改めて知り、
長野でパンを作る上で
自分も自然栽培のこの小麦を広めたいし、
農家さんと一緒に仕事をしていきたいと
思いました。」
と大野田オーナーはおっしゃっていました。
生産者が見えるパン作り。
私も国産小麦の栽培現場を
知りたくなりました!