芥川龍之介「羅生門・鼻」と ロート製薬オバジ「オバジC 酵素洗顔パウダー」
読書。
女子高校生時代の愛読書のひとつ。
なかでも「鼻」。
「羅生門」ではなく、「鼻」。
当時の私の眼前にある闇に
一筋の光がさしたのが
この短編なのです。
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突然のカミングアウトですが。
私、幼き頃より鼻の毛穴が汚くて。
(鼻の穴ではない)
ガラスのハートを持っていた
小学5年生時代には、
隣の席の男の子に
「鼻のポツポツが汚いね!」
と爽やかに、はっきりと言われ。
オウ!ハナガキタナイ!と
大きなショックを受けた私。
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JK時代にも湧き出でる
毛穴の油分に悩まされ、
「この脂をなにか地球のために役立てないか。
火力発電とか‥」
と真剣に悩んでいましたが。
そんな多感なJK時代に出会ったのが
この『羅生門・鼻』。
「鼻」の主題は
「他人の目にうつる自分に始終注意を
ひかれるのみで、人生の満足も不満足も、
要するに対世間的のものにすぎないという
懐疑的な精神」
というもの。
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でも。
そんなことはどうでもいい。
禅智内供(ぜんちないぐ)の鼻を
・熱湯で蒸す
・弟子の僧が鼻を踏む
・毛穴から毛抜きで脂をとる
エステティシャンからは
お怒りのお電話かメールを
いただくと思いますが、
当時の私のコンプレックスが
これでひとつ解消されました。
そんな思い出を禅智内供とともに共有しつつ
今もたまにページをめくるのです。
「羅生門」ではなく、「鼻」を。
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そうはいってもエステティシャンに
怒られるので、
使ってみました。
パウダー状の洗顔料は、
顔を洗う前に粉がバサーっと
飛び散ってしまったりして
苦手な分野ですが、
オバジのは高いので
大切に大切にお湯をかけて泡立てました。
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商品説明:
「うるおいを守りながら毛穴の黒ずみ・
角栓詰まり・ザラつきをしっかり取り除く、
洗い上がりは、キメが整い、なめらかで
つるりとした透明感あふれる肌に導きます」
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1パック30個入り。
1か月のお手入れに十分です。
洗顔パウダーはさらさら。
手のひらに落とし、お湯をかけて
十分に泡立ててから鼻周りを中心に洗顔。
OH!酵素!
という体感はありませんが
マイルドで洗い上がりはさっぱり&つるり。
これで夏のお肌が綺麗になることを
切に願います。