カタコンブ・ド・パリに行ってきた
Catacombes de Paris
(カタコンブ・ド・パリ)
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1 avenue du Colonel Henri
Rol-Tanguy-75014 Paris
Opening hours
-Daily 10:00-20:30
except Mondays and some bank holidays.
Admission desks close at 19:30
Metro&RER:Denfert-Rochereau ダンフェール=ロシュロー駅
(Lines4 and 6,RER line B)
※骨の画像が多めです。
苦手な方はご覧にならないほうがよいかもしれません。
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パリでの観光は「カタコンブ」オンリー。
エッフェル塔もルーブル美術館もオルセー美術館も
下水道博物館も今回は行っていません。
前々からカタコンブに行きたかったのですが
夏はほぼ2時間待ちの大行列。
日本人にはマイナーな観光スポットですが
ここは土葬の国。
火葬場に行って骨壺に骨を入れる儀式に
慣れている日本人より、
欧米人は人骨を見る機会が少ないそうです。
欧米人にとって神秘的な観光スポットとして
夏はカタコンブは大人気。(涼しいし)
私はこれまで2回訪れようとしましたが
いずれも大行列のため、断念。
インターネットからの事前チケット購入で
優先的に入れるそうですが
オーディオガイド付き(仏・英のみ)で高い。
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今回は、冬なら!15時なら!
入れるやもしれん!
とモンパルナス駅から寒空の中
徒歩で向かうと。
あれ?以前より入り口がリニューアルされて綺麗。
そして3組しか並んでない!
と小躍りして一人並ぶ日本人。
また今回のパリのスト騒動で
本来20:30までの開館ですが
今は17:00時までの開館。
急いでみなければ。
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まず荷物と人のセキュリティチェック。
チケットは大人14€。
「細かいお金で出してね!」
と毎回受付の人が言っていましたので
おつりがないようにしましょう。
オーディオガイドもパンフレットも
日本語はありません。
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チケット売り場では
ウエイウエイやってる異国のパーリーピーポーの
集団がいたため、これは一人早くいかねば
静かに見れないな、、、
と速足で先を急ぐ。
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カタコンブは地下20メートル下にあるので
長い狭い螺旋階段をひたすらぐるぐる降りていきます。
ようやく地下に到着すると。
長い長い、それは長く暗く静かな通路が。
(まだ骨はない)
前にも後ろにも人がいない。
え。
今、ワタシだけですか。
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そう、カタコンブは内部が狭いため
一度に入場する人数を制限しているのです。
といってもあまりにも人がいない。
すごく、すごく怖い。
えらいとこに来てもうた、、、。
とビビりの日本人。
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あまりにビビったもので、、、。
パーリーピーポーの到着を待って
一緒にいきました、、、。
ウエイウエイのパーリーピーポーは
この狭い通路でもウエイウエイ
やっていて、心がなごみました。
メルシーボクー。
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さて通路をすすむと、
ようやくカタコンブの入り口の門が現れます。
『止まれ!ここが死の帝国である』
(Arrête! C'est ici l'empire de la Mort)と碑が
刻まれているのです。
怖い。
でもパーリーピーポー が一緒です。
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おそるおそるパーリーピーポーの後に続いて
入ると。
おびただしい数の骨が
通路両側に整然と並んでいます。
これはすごい。
実は以前にオーストリア・ウイーンの
シュテファン大聖堂地下のカタコンブにも
行きましたが、まったくそこと雰囲気が違います。
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カタコンブ・ド・パリは
パリ市内にあった大規模墓地を閉鎖した際に
発掘された遺骨を移転した、地下納骨堂。
パリの地下採石場の名残であるトンネルと
改造された洞窟におよそ600万人の遺骨が納められて
いるそうです。
大聖堂の下にあるカタコンブとは意味合いが
違うのかもしれません。
ちなみに「カタコンベ」はイタリア語:catacombe。
フランス語ではCatacombes「カタコンブ」に近い発音となります。
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全長はおよそ1.5km、地下20mの場所にあり、
細い通路の両側には頭蓋骨や大腿部の骨などが
整然と並べられています。
中にはハート型を象った場所も。
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中は静寂に包まれ。
そう、パーリーピーポーも祈りを捧げながら
驚嘆な面持ちで静かに鑑賞していました。
これは、すごい場所だ。
この感激を日本の友人に伝えなくては!
と、ホテルに戻ってから日本の友人にLINEしたところ。
「日本は丑三つ時。こわいやん」
と即レスしてくれる友人。
「なんでどくろの歯がないんだろう。
歯槽骨が減ってるね。歯周病かしら?」
と歯科医ドクターからの返信。
いろいろ伝わったようでうれしいです。
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ぜひともパリにいらした際は
カタコンブも
観光してください!