「湘南オリーブ」をご存知ですか?
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神奈川県中郡二宮町では、
気候温暖な立地条件を生かし、
耕作放棄地の解消や有害鳥獣対策などにも繋がり、
高付加価値化が実現可能な作物として、
新たな特産品「湘南オリーブ」の栽培に取り組んでいます。
二宮でオリーブ栽培!
知らなかった。
これは興味深い。
ぜひ見に行かねば!
友人からお誘いいただき、
二宮町のオリーブ栽培を見学させていただきました。
いつも貴重な機会をいただき、ありがとうございます。
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<オリーブについて>
オリーブは、モクセイ科の常緑高木。
果実は油分を多く含み、主要な食用油の一つである
オリーブオイルの原料です。
地中海地方が原産とされ、葉が小さくて硬く、
比較的乾燥に強いことからスペインやイタリアなどの
地中海地域で広く栽培されています。
日本での栽培は香川県小豆島で1910年頃はじめて成功し、
現在は香川県を含む四国全域、岡山県、広島県、
兵庫県、九州、関東地方、中部地方、東北地方など
全国各地で栽培されています。
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<オリーブの栽培条件>
(二宮町HP 「二宮町オリーブ事業の推進」 より)
・日照条件:1年あたり2,000時間上
(二宮町:1年あたり2,008時間(小田原市))
・年平均気温:14~16度
(二宮町:18.3度)
・年間降水量:1,500ミリ以内が栽培適地 、
2,000ミリ以内で栽培可能地
(二宮町:1,814ミリ)
・土壌:排水良好で肥沃地、 弱アルカリ性が適している
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二宮町のオリーブ農園は
葡萄やミカンの耕作地から転作が多いので
オリーブ栽培条件に適している気候・土壌ということ。
日当たりと温暖な気候で、日照量が多い二宮町は
オリーブ栽培にぴったり!
<オリーブ農園見学 1軒目>
JR東海道線二宮駅から車で丘陵地を上がりると
一面オリーブ畑が広がります。
富士山を見上げ、相模湾を見下ろすこの地は
海風が吹き抜けるので風通しが良く、
また日当たりも良いので昔は葡萄を栽培していましたが
現在はオリーブ畑に転作。
ここで見学したのは「ミッション」というオリーブの品種。
小豆島で最も多く栽培されている品種だそうです。
「ミッション」は1個の実が3g前後で丸々とした形。
オリーブは最初は緑ですが、完熟度により
緑→赤紫→黒と色が変化します。
完熟前の早摘みオリーブは「新漬けオリーブ」として
加工されます。